メリダ2024年モデル発表会レポート。予約受付開始です!前編

メリダの日本拠点であり、メリダバイクの作る世界を一般のユーザーさんに体験してもらえる総合施設「伊豆MERIDA X base」にてメリダ2024モデルの正式お披露目会が行われました。

ただいま!名古屋からは新幹線で約2時間半

2021年を最後に大々的には開催されていなかったディーラーミーティングですが、製造や流通も安定し、2024年モデルからは従来通りのスケジュール(秋以降発表、翌年明けから順次デリバリー)で販売されていく事になりました。

記事が多くなってしまうので今回は前編ということでロードバイクの紹介をさせて頂きます。

スクルトゥーラとリアクト

ロードバイクカテゴリーの筆頭となるのは2021年に登場した第4世代リアクトと2022年に新型となった第5世代スクルトゥーラ ですが、2024もそれぞれカラーチェンジで継続して展開されます。

今年のツール特別カラーをベースにしたクリーンなデザインになりました

この2モデルはデビュー以来パリルーベ優勝、ミラノサンレモ優勝、全日本選手権優勝、今年23年はジロデイタリアチーム総合優勝や総合ポイント賞、ツール区間4勝などなどワールドツアーカテゴリーで数えきれない勝利を収めるメリダ史上最高傑作といえる完成度。

そんなパフォーマンスを最優先する方には本日お披露目された真新しいチームカラーの「TEAM」グレードを、ホビーレーサーにはその直系となる普及モデル「CF3」グレードを予算に合わせて選んでいただくことができます。

今回の発表会では登場以来スクルトゥーラ のCF3に乗ったことが無かったのでCF3の最上位モデルであるスクルトゥーラ 8000をお借りして伊豆の良質なフィールドでじっくり試乗して参りました。

冬の夕方でも伊豆は暖かいですね~

リアクトのCF3とはまた違った味付け?でライトウェイトオールラウンダーという名の通り低速から「軽!」という第一印象。

リアクトのCF3はお尻が重い感じで速度が乗って目覚め始めるとイキイキしていたと記録していますが、スクルトゥーラ の方は大きなパワーをかけていくにつれて伸びにくい感覚。逆にそれ以外のほとんどの速度域で俊敏な反応をするので途中でバイクを降りて「これCF3だったよな?」と改めて確認してしまうほど。

ダウンチューブのグレード記載を確認…

入力が遅れたパワーは「あ、これ以上踏むのは足にくるのでやめといた方がいいですよ」みたいな進み方でリミッターが効いているような感じで面白く、今までのスクルトゥーラに比べ「賢くなったなオマエ」なんて会話をしてしまいました。

代々受け継がれるスクルトゥーラらしい軽快なハンドリングはそのまま、ロードインフォメーションはしっかり伝えて来ますがカドがなく減衰が早く、DISCブレーキや28Cタイヤが調和し常に地面にくっついているような感じ。上記の反応の良さとこのレベルの快適性が同居しているのは違和感を覚えるくらい不思議なバイクです。早くて快適。

下位グレードは上位譲りのパフォーマンスとよく言われますが、この新型スクルトゥーラの「CF3」は信じられないほど上手く上位モデルの特徴を引き継ぎ、切り捨てる箇所は切り捨てて計画設計されているなと感じました。ロードバイクの楽しさが味わえるDISCロードの最先端ここにあり、です。

CF3のスクルトゥーラはフレーム共通でラインナップは4種類。RIVAL AXS完成車のRIVALエディションが638,000円(税込)

機械式105完成車である4000グレードが374,000円(税込)
電動105完成車の6000グレードが484,000円(税込)
アルテグラ完成車の8000グレードが880,000円(税込)

リアクトは同じくフレーム共通でラインナップは4種類

電動105完成車の6000グレードが517,000円(税込)
アルテグラ完成車の8000グレードが880,000円(税込)

機械式105完成車である4000グレードが407,000円(税込)、RIVAL AXS完成車のRIVALエディションが638,000円(税込)です。

スクルトゥーラエンデュランスについて

続いては競技用途に振り切った上記2モデルとは異なるエンデュランスシリーズ。

デビュー時の試乗でその快適性に舌を巻いたモデルでしたが今回は23年モデルのニューフェイスとしてデビューしたスクルトゥーラ  エンデュランス300に注目しました。

同モデル初のアルミフレームで、デビューイヤーにはなかったモデルです。おそらくあの快適性はアルミでは無理だからなのでは?と勘繰っていました。

試乗可能時間ギリギリまで粘ってしまいましたが、こちらも2024のニューカラーで試す事ができました。

アップライトなジオメトリで32Cタイヤが標準装備

乗ってみると意外や意外、全く同じジオメトリーとフロントフォークを使っているだけあって巡航時や下りの安定感などは遜色ない出来。

アルミフレームでワイヤー内装なのもレアですよね。フロントバックの邪魔にならずすっきり

カーボンフレームの4000以上と比べると流石に10万円の差があるので軽快さやキレなどは劣りますしCF3カーボンモデルにあるあの独特なフワフワ感はありませんが、そこはタイヤやカーボンピラーでなんとか誤魔化せそう?と判断してのリリースなのかもしれません。

ちょっと気になったのはむしろカーボンモデルよりもフォーク剛性が高いように感じた点。アルミフレームとの相性でしょうか、はたまた内部的にマイナーチェンジが入っているのでしょうか。どちらにしてもフォーク剛性があるのは良い事。

レースはしないしキツイ姿勢で乗りたくない、快適に長時間走りたいという方には他社にない、スペシャルな選択肢と思います。

スクルトゥーラ  エンデュランスのラインナップは4種類

アルテグラ完成車の8000グレードが825,000円
電動105完成車の6000グレードが484,000円
機械式105完成車の4000グレードが374,000円
なぜか4000の塗装が一番凝っていてマジョーラに輝く差し色がカッコイイ
アルミフレームでティアグラ完成車の300グレードが253,000円

リムブレーキのラインナップについて

最後に忘れてはいけないのがリムブレーキラインナップ達。

リムブレーキバイクの完成形とも言われる第4世代スクルトゥーラ のカーボンフレーム「4000rim」や扱いやすいクラシックなロードレース入門機としてのアルミモデル「400rim」「100rim」も継続して販売されます。凝ったフレーム形状とフルカーボンフォークを持つ末っ子の「RIDE80」も残ります。

細かなニーズを切り捨てず、ロードバイクの敷居を下げるこれらのモデルが2024モデルとしても残るのはメリダの会社規模だからこその余裕の表れでしょうか?どっちにしてもユーザーや販売店からすると選択肢が多いのはありがたい事です。

リムブレーキのラインナップは4種類

機械式105のCF2カーボンモデル、スクルトゥーラ  4000が299,200円(税込)

機械式105のアルミフレームモデル、スクルトゥーラ  400が209,000円(税込)

クラリス完成車のスクルトゥーラ  100が141,900円(税込)

クラリス完成車のライド80が126,500円(税込)

最後に

「美利達」の名の通りメリダは美しく性能の良い自転車を開発製造し、チームやイベント、自治体などのサポートをしながら自転車で得られる体験や楽しみを広く伝える活動をこれまで以上に精力的に行なって行くとの事。

自転車マニアだけの乗り物にしないスポーツバイクメーカーとしての姿勢に共感し、CYKICKSではこれからもメリダを取り扱いメーカーの中心として皆様にご紹介していきます。

次回後編ではこの10月に正式お披露目される直前、グラベル世界選手権でうっかり優勝してしまい最高のスタートを切る事になった第2世代「SILEX」やメリダを一躍トップブランドにのし上げたクロスカントリーMTBの代名詞「BIG-NINE」がフルモデルチェンジしましたのでそちらをご紹介予定です。

2024モデルのファーストオーダーについて

という事で本日より2024モデルの正式受注開始となります!

12月末日までの約3週間のあいだは特典付きでご注文いただけますのでニューバイクをご検討中の方は是非この機会にご予約くださいませ。

全ラインナップは公式ホームページにてご確認可能です💁https://www.merida.jp/

また、来季カタログ落ちする2022、23バイクに関しては在庫限りで大変お買い得なプライスにてご案内可能です。これから新しくスポーツバイクを始めたい!最新モデルにこだわりは無いという方には見逃せないタイミングとなります。

こちらも合わせてお見逃しなく。

旧モデルの確認はこちら💁メリダアーカイブ2022〜23 https://www.merida.jp/archive/lineup_archive.html

本日はここまで、ありがとうございました。

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