今回はイタリアンクラシックの金字塔とも言えるスチールフレーム「ネオプリマート」をお持ち込み頂き、当時の10sカンパニョーロコーラスで組立させて頂きました。

ホイールはシャマルミレ、ハンドル周りはリッチーで統一してペダルはLOOKのKEO blade。

バーテープはフレームの差し色であるゴールドに合わせてスパカズのギャラクシーにて。

型に忠実な王道スタイルで美しくまとまった1台となりました。
現状デローザのスチールは90年代までの復刻であるメッキラグのCOLLEZIONE ACCIAOのみになっており、メタル系のバイクほとんどがチタン×ディスクブレーキに移行しています。時代の激流を感じますね。
オーナー様は過去に同じ仕様で乗られていたとの事ですが、別のバイクに乗り換える際に一度手放したものの、やはりこのネオプリマートが忘れられない!という事であらゆるルートを駆使して部品を再収集、今回の復活となりました。

それでも組立に際して手に入れた部品の仕様やコンディションに問題がいくつかありそれぞれ対応しながら組立をさせて頂きました。
最も問題だったのは左エルゴのボディ割れ。

ハンドルの形状と締め付けトルクなどの問題で特に壊れやすい箇所ではありますので中古流通品を入手される際は特に気をつけたい箇所です。
部品取りのため今回はQSでないレコードのエルゴが入手できたという事でお持ち込み頂き、ボディのみ利用し内臓の移植を行いました。組み替え動画はYTにて。
ブレーキパッド、ケーブル、ラバーフードなどの入手可能な消耗品の交換と合わせて、折れやすい専用シートピンもこのタイミングで別途ご用意しました。

ネオプリマートは回りどめの爪がないのでスギノなどの汎用品がそのまま使えないんですよね。カンパのシートピンが入手できればいいのですがレアパーツ化してしまっています。
フレームが国内正規流通品であればスムーズに部品が手配できるのも代理店さんあってのこと。ありがたい限りです。
20年前には当たり前だった仕様のバイクを令和の今、改めて組み立てられる事はスポーツバイクならではの自由さと懐の深さです。
思い入れの1台でタイムスリップを楽しんでください!
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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