11月はシマノクランクのリコール点検が始まった事と合わせて、多数のお仕事依頼やお問い合わせを頂きました。おかげさまで作業キャパが限界を越え、blogの更新が全くできておりませんでした。
blog楽しみにしていますと嬉しい声を沢山いただいておりますが、11月はなかなかお応えできず申し訳ありませんでした。オフシーズン前でこれなので今冬は戦々恐々。オーバーホールのご依頼をお考え頂いている方は少しお早めにご依頼下さいませ。
併せてメールでのお問い合わせ案件のレスポンスが遅れ気味で申し訳ありません。
業務日誌に載せたいな〜というお仕事を日々沢山こなしておりますが、載せられない様々な事情があったり写真をとりながら作業してる隙がなかったりしておりまして、新入荷商品の紹介含め更新できないのは悔しいところ。
という事ですが今日は筆が乗ったのでメリダのクロスバイク、クロスウェイ100のホイール修理案件のご紹介を。
ホイールはご購入頂いてから5年以上通勤で酷使された様子。雨天での使用、数回のブレーキパッド交換の結果リムのブレーキトラックが反り始めていたものを点検時に確認しましたのでリムの交換をご提案させていただきました。
メリダのクロスウェイ100はオーソドックスなリムブレーキのクロスバイクですが、エンド幅135ミリですので各社が用意する補修用完組ホイールのラインナップに乏しく、カタログに記載はあっても在庫なし→生産納期未定なものばかり。
毎日実用で利用するクロスバイクですので特に優れた性能や高価なものは必要ないということで意外と活きの良かったハブを再利用してリムとスポークを交換しました。
選んだリムはアレックスリムズのCX24。
28、32と穴数が選べて価格も6600円(税込)重量も435gと適当。在庫も確保しやすくリムブレーキ用の補修リムとしては大変使いやすくオススメなモデルです。
という事でボロボロになったホイールを分解。バラすついでにハブを洗浄、スポークとリムを用意して…
組み直しました。
これでまた5年は戦えますね！
今回利用したCX24を製造しているのは1992年創業の台湾発、世界最大のリムメーカー「アレックスリムズ」
金属加工が発端のメーカーなので炉を所有しており、業界的には珍しくアルミ合金の精製(！？)から行え、その規模のデカさは業界随一。おにぎり屋さんが米から栽培するようなものです。
ホイールの特性を決める最大要因であるリムのバリエーションが豊富なので各用途に最適と思われる製品が大体ラインナップにあるというのが特に素晴らしい。
お客さん目線ではあまり関係ない話ですが、取り扱い問屋さん曰くアレックスは規模が大きくバリエーションも多いためワンロットの数が尋常じゃないらしく、国内の販路は多いですが問屋さんによって持っているモデルのバリエーションが異なっているのは注意点です。
完組ホイールも数多く用意されていますが（ハブも自社製造！）性能、価格の割に正当な評価されていないような気がするので勿体無いブランドの筆頭でもあります。
CYKICKSではミズタニ自転車さん、ライトウェイプロダクツさん、野口商会さん、岩井商会さんとのお取引がありますので4社さんの持っているアレックス製品のお取り寄せが可能です。
完組含めて最も多くのアレックス製品を扱うライトウェイさんの公式サイトはこちら💁ALEXRIMS
完成車付属のアルミホイールの修理、アップグレードの計画がありましたらアレックスリムズ製品も是非候補に入れてみてくださいませ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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