因縁仮和合

こんにちは、CYKICKSです。

いつもはお店で関わらせていただいた案件のご紹介や入荷したバイクのご紹介をしておりますが本日はちょっと変わった内容でお送りします。

日頃はあまり個人的思想といった内容をお話しする事がないので、そういった内容にご興味ありましたらお付き合いください。

さて、自転車はどこからが自転車でしょうか。

フレームやホイールが無ければ乗車できませんし機能しませんので一目で「これは自転車ではない。」と回答されるかと思います。

サドルやハンドル、コンポーネントが無ければ?

頑張れば跨って転がるくらいは出来るかもしれませんが、よく知った「自転車」という形ではないですね。

ではスポークやステムのボルトを1本無くしてみたら?

これは突然乗れない状態にはなりませんが、長くにわたって安全に使うことは難しいだけで多くの方は「これは自転車である」と判断されるかと思います。自転車に厳しい人やプロのメカニック、選手ならボルトが無いのは危険なので自転車としては認めない!といった判断をするかもしれません。

そんなこんなで人によってこの「どこからが自転車か」というラインはバラバラになるはずです。

以上は仏教の世界の言葉で「因縁仮和合」(いんねんけわごう)という考え方の説明で使われたりします。

「因縁」と呼ばれる環境や行いがあるがために「結果」という関係が存在し、それが今その時において仮に合わさり物として見えているのであってつまり自転車という「物」は存在せず、自転車という「事」のみが存在しているというわけです。

これはどのような物にでも当てはめられる考え方で、「モノ」というのは我ら人間の言語ルールでわかりやすく定められた仮の形であり、実態は因と縁によって常に変化しているのです。

ありとあらゆる物に囲まれて生活をしていると、その裏側にある因縁を忘れてしまいがちですが自転車に当てはめるとチェーンやタイヤは使えば減りますし、掃除を怠れば汚れて本来の性能を発揮しないという至極最もな道理です。

スポーツバイクに関わる物を売っているお店という立場ですが、同時に提供している組立や整備といった作業をさせて頂くことも含めて皆様の自転車の良き縁になりたいな、という新年改めて初心にかえって考えてみたというお話しでした。

という事でCYKICKSでは春に向けてのオーバーホール作業ご依頼を絶賛受付中です。寒さも厳しくなり乗車機会も減りがちな今がよい頃合いかと思います。

今年もよいご縁となりますよう進めて参ります。

お付き合い頂きありがとうございました。

横山ヨーイチ

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