旭日昇天。メリダ2026展示会レポート&受注開始のおしらせ。前編

例年よりもひと月ほど早く開催されたメリダの2026モデル展示会。今年も参加して参りましたので自分の備忘録として展示会レポートをお届けいたします。

はじめに「COMPETITIVE  BIKE」

真っ先に気がつくのはキャッチコピーの変更。

今までの「MORE.BIKE」は継承されながらもカタログの表紙や26モデル発表の公演においても新たに「COMPETITIVE  BIKE」がコピーとして打ち出されました。

高品質なバイクづくりを目指すメリダにとって欧州での自社開発やレース現場からのフィードバックが柱になっていることはご承知かと思います。

この「COMPETITIVE  BIKE」には世界トップカテゴリーの競技車両として生産されているという意味に加え、競合他社のバイクに対しても競争力を持っているという意味も含まれます。

キャッチーなテクノロジーや価格、外観だけに重きを置いて作られるものではなく、2〜3年の十分な開発期間と何十通りものプロトタイプを経て産み出されるメリダの自転車は1モデルの寿命が長く、時には期中であってもマイナーチェンジを行って完成度を高めていく姿勢はお店からお客様へ自信を持ってお届けできる自転車であることの証左であります。

さらに世界中に販売されることが考慮され、各国の事情に合わせて様々なクラス、バリエーションで自転車を生産する耳と腕があります。

7月に行われた世界中のメリダディーラーが集まるグローバルキャンプには1000名を超える「ファミリー」が参加。

ニューモデルのプレゼンテーションだけでなく方針の共有が行われ、その場にはメリダの製品に欠かせないパートナーであるシマノ、スラム、FSAなどの大手サプライヤーも参加している事はメリダファミリーの力強さを表しています。

各国のメリダバイクを覗き見るのも面白いですよ。

世の多くの自転車ブランドが工場を持たないファブレスメーカーであるのに対し、メリダは数少ない自社開発、自社製造ができるマニファクチュールブランドであることでこういった全方位戦略を進めることができているのです。

前置きが長くなりましたが2026年モデルとして日本市場に上市されるバイクを紹介しましょう。

ロードバイクカテゴリー

ニューモデルの発表は無く、カラー、ラインナップ、仕様の変更と価格改定のみ。

ツールでお披露目になった第5世代リアクト は更なるブラッシュアップのため発表はお預けとなりました。ザンネン!

スクルトゥーラ  TEAMのフレーム単体は価格据え置きですが完成車は110,000円のUP。

ホイールがvisionの最新モデルMETRON RS45に変更されます。

ハンドルもメリダのオリジナルSL1からvisionのメトロン5DACR EVOに。

METRON RSシリーズは同社初のカーボンスポーク採用モデルで昨年までのSLに比べホイール単体価格が約180,000円UP、ハンドルが70,000円UPしているのでむしろお買い得?ついに大手もカーボンスポークに進出してきましたね…

スクルトゥーラ  、リアクト 共にTEAMと同じCF5フレームを採用した9000も110,000円UP。

こちらはホイール変更などありませんので25モデルがアウトレット価格になった今が狙い目です。

2026モデルから公式HPの製品一覧がオンラインショップと統合されたので現在庫と旧モデルのアウトレット品がまとめて閲覧可能になりました。

もちろんCYKICKSにて普通に店頭でご依頼いただく際もアウトレット製品は割引価格が適応されますので要チェックです。

CF3グレードの完成車であるスクルトゥーラ  8000は一見同じカラーリングですが完成車のみマットホワイトにお色直し。

リアクト 8000は9000とそっくりなブラックカラーに。

価格は55,000円UPですがTEAMと同じくフレーム単体は価格、カラーともに継続で販売されます。こちらも完成車は25年モデルがセールされており狙い目です。

スクルトゥーラ  エンデュランスはReynoldsのAR46フルカーボンホイールとTEAM SLインテグレーテッドハンドルに変更された9000グレードへ。

名前の通り雪山の風景を想起させるようなグラデーションカラーSILK MOUNTAIN DUST BLUEが採用されたアーティスティックな1台。

限定カラーのような仕上がりは26モデルの看板にしてもいいのでは?というくらい凛々しい佇まいです。

105Di2仕様のスクルトゥーラとリアクト は名前が5000になりカラーと足回りがvision  TEAM35×コンチネンタルGP TRに変更。価格は22,000円UPです。

今年のスクル5000は濃紺にメタル調のロゴで見る角度で印象が全然違いますね
リアクト待望のピュアホワイト!

エンデュランスの105Di2はそのまま6000の名称のままですがタイヤとヘッドセットとステムが変更されケーブルの露出が少ないデザインのものに。

ここまで値上げばかりのご案内でしたがメリダが得意とする中級以下のバイクは値下げが続きます。

CF3カーボンフレームと機械式105の組み合わせであるベストセラーの4000グレードはリアクト が11,000円、スクルトゥーラ  が13,200円ダウン。

スクルトゥーラ のシルクブルーはエンデュランス9000と同様グラデーション塗装となり、なかなか高級感アリ。これも今までになかった目を引くカラーリングですね。

エンデュランスはカラー、ステムの変更のみです。

アルミフレームと機械式105の組み合わせのスクルトゥーラ400は16,500円ダウンの275,000円。このモデルはメリダ史上最多の7サイズから選べるので小さい人も大きい人も安心!

ブリティッシュグリーン的な深~いグリーンは大人な印象。

本格的なロードサイクリングを始めたくてサイズ、性能、将来性、過剰すぎない必要十分な伸び代があるロードバイクをお探しであればこれ以上のチョイスはないでしょう。

ケーブルが外装ですのでハンドルやステムの変更、ワイヤー交換の作業性も◎。

26年カラーの納期は11月ごろと少し先になるようですが、25年カラーはアウトレット価格の233,200円になっていますので色のお好みがなければこちらから先に無くなっていきそう。

ティアグラ10s が採用される300グレードはエンデュランスのみの展開でカラー、価格変更なしの継続販売です。

レースやヒルクライムよりロングライドや快適性重視のライダーであればこちらがお勧め。スクルトゥーラ の名前に恥じないロードバイクらしい軽快さを維持しつつ優しい乗り味は「ちょうどよい」1台です。

エンデュランス300についての詳しいお話は過去blogをどうぞ

400と同じフレームにSORA 9sを組み合わせた200グレードのスクルトゥーラ は更に予算を抑えてスタートしたい方への選択肢。

上位モデルと遜色ないパープルミラーのグラフィックが採用されていたり、カラーリングに手が抜かれず個性的。フレームカラーで選んでカスタムしていくのも良いかもしれませんね。価格は16,500円のダウンで176,000円。

スクルトゥーラのしんがりを務めるのは100グレード。

昨年までの4000、700、400にあったリムブレーキがついに廃盤となりスクルトゥーラ  シリーズ唯一のリムブレーキとなります。価格は7,700円ダウンの134,200円です。

クロスバイクカテゴリー

ロードバイクとならびメリダの看板でもあるクロスバイクはライフスタイルを激変させる日常使い可能なスポーツバイク。

沢山のラインナップがあり、5km〜10kmほどの快速な移動と適度な運動が可能なフィットネス装置としてクロスバイクはスポーツバイクの門戸を広げる大事な車種。

26モデルでは大きくラインナップ変更がなされます。

長く続いたフラットバーロードのグランスピードがマイナーチェンジ!ジオメトリーは変更がありませんがグラフィックとパーツチョイスがクリーンで都会的な洗練された印象に。

ダウンチューブに大きなロゴが入らないのでレーシングカー然とした今までの印象から一変です。

グランスピード300-D  165,000円

リアブレーキがフラットマウント化していますが135mmQRなのはそのまま。

グランスピード100-D 137,500円
グランスピード60-MD 114,400円

300-Dはティアグラ10s 、100-DはCUES 9s、60MDはESSA 8sと3グレード展開。60MDのみフルアルミフォークなので乗り味、重量がどんなものか気になりますね。

MTBのジオメトリーベースであるクロスウェイは300-Dと100がそのまま継続ですが機械式discブレーキの200-MDが廃盤となります。

単独車種として当店1の販売台数であるクロスウェイの詳しい特徴は過去のblogをどうぞ!

新たに登場するのはグランスピードとデザインテーマを共有した新規入門モデルである50-Rが5色展開で登場。

クロスウェイ50 64,900円

Vブレーキにスチールフォークと基本設計は100と共通ですが、7sでワイヤー外装というシンプルな構成。その分価格を落として手に入りやすいようにしているのがこのグレードに課せられたミッション!

フェンダー、泥除け、カゴなど純正オプションが豊富ですので全部載せしても88,000円でお釣りがくるのでスポーツバイクを日常使いしたい方にはお勧めの選択肢ですね。

クロスウェイ純正オプション全部盛り!

身長145cmから利用可能な38サイズがあるので中学生からでもOKです。

最後に

「コンペティティブバイク」の名前の通りチームへの機材供給サポートをしながらスポーツバイクで得られる体験や楽しみを伝える活動をこれまで以上に精力的におこなって行くとと同時にスクールやガイドツアーなど、初心者の方に向けても広く活動していく計画とのこと。

いままでライドのロケーションは最高でありながらアクセスが悪かった伊豆のXbaseもレバンテ富士の拠点である富士市サイクルステーションに移動となり、より沢山の方に気軽にメリダのバイクをお試しいただけるようになります。名古屋からは2時間以下で行けるようになりそう!

■新設先:MERIDA X BASE(富士市サイクルステーション)

所在地:〒417-0024 静岡県富士市八代町4−30 八代町倉庫

自転車マニアだけの乗り物にしないスポーツバイクメーカーとしての姿勢に共感し、CYKICKSではこれからもメリダを取り扱いメーカーの中心として皆様にご紹介していきます。

次回後編では3シーズン目に突入する第2世代SILEXのラインナップと完全新作となるダートジャンプモデル「DIRT」やフルモデルチェンジしたエントリーMTB「BIG.NINE200」をご紹介予定です。

2026モデルのファーストオーダーについて

という事で本日より2026モデルの正式受注開始となります!

9月20日までのあいだは特典付きでご注文いただけますのでニューバイクをご検討中の方は是非この機会にお問合せ、ご予約くださいませ。

全ラインナップは公式ホームページにてご確認可能です💁https://www.merida.jp/

また、来季カタログ落ちする2025モデルのバイクに関しては在庫限りで大変お買い得なアウトレットプライスにてご案内可能です。これから新しくスポーツバイクを始めたい!最新モデルにこだわりは無いという方には見逃せないタイミングとなります。

数量限定アウトレット価格の旧モデルの確認はこちら💁メリダオンラインストア https://www.merida.jp/archive/lineup_archive.html

オンラインストアからでも、店頭でご相談いただいてからでもどちらも受付可能です!

本日はここまで、ありがとうございました。

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