スポーツ車を運用していれば必然とも言えるホイールの修理やメンテナンス。
スポーク破損での交換やハブのオーバーホール作業などは日常茶飯事でご依頼頂きますが、それに次いで多いのがリムの交換です。
今回はハンドルに荷物を下げていてホイールに巻き込んでしまったという原因で大きく歪んだホイールをお持ち込み頂いたので修理を行っていきます。

変形したスポーク、それ以上にフレています。

スポークのテンション調整でギリギリまで補正して乗られていた様子で、硬すぎて回らないニップルとゆるゆるなニップルがあり。それでも明らかにフレが取れていない状態でしたのでリムの歪みを疑って全分解。
変形のない後輪のリムとピッタリ合わせてみると大きく隙間がで来ていました。

という事で雰囲気をこわさないようにシルバーのリムを選んで組み替えて行きます。
今回利用したのはラインナップが充実しているライドオアシスのポリッシュリム「RRR-01」をチョイス。

ライドオアシスには補修にはもちろん、0から手組する時の選択肢にも嬉しい14種類ものアルミリムがあり、3万円〜の予算で用途に合わせた個性的なホイールがご提案可能です。

価格は1本8,580円でスリーブジョイント、435g。製造元の実績も十分にあり、今選べる最良の選択肢のひとつでしょう。
TNIやDIXNAなど国内流通のオリジナルブランドのバリエーションも含めると今は補修用リムが豊富な状況。
何でだろうと考えるに昨今の物価上昇でホイールが破損した場合、丸ごと買い替えやアップグレードよりもリム交換を選ばれることが増えたという事でしょうか?
先日発表されたオート変速のQautoハブやグラベル〜ツーリング用でのダイナモハブも見直されてるのでこれらとの組み合わせも魅力的なホイールになりそうです。
という事でせっかくなので分解したハブの清掃とオーバーホールも。


スポーク長は計算し直し。

オーソドックスに3クロス、DTチャンピオン×ブラスニップルにて組み直しました。

カセットやタイヤを戻して完成です。

元のリムよりも僅かにハイトが高くなったのでリア用に新しいリムを使い、変形のなかった旧リアリムはフロントに移植しました。

ホイールのリメイクを行うのはバーテープやタイヤ交換よりもハードルが高いですが、リムの変更によりあなたの利用方法にフォーカスしたホイールへリフレッシュが可能です。
「リムが歪んで眠っているホイールを今時のワイドリムにしたい」「古いチューブラーリムをクリンチャーにしたい」「リムハイトを高いものにしたい」などなど。
ホイールのリメイクのご相談などございましたらお気軽にどうぞ。
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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