おそらく年内最後の記事になります、今回ご紹介するのはピナレロDOGMA F8カスタムのご紹介です。
兎に角軽量に、というご要望から徐々に部品交換を進めて頂いていましたが、この度コンポ交換を含めた大工事へ！
尖りに尖ったパーツチョイスでご依頼開始から全パーツ揃うのに1年かかってのお渡しとなりました。大変お待たせいたしました。
最後まで時間がかかったのはハイテックカーボンパーツをリリースするTHM carbonsのクラビクラSE パワーメーター付 カーボンクランク。パワーメーター内蔵とは思えないシンプルさと重量。
オーダー頂いた時にはまだ国内展開ない様子でしたが輸入元のTRIスポーツさんに特注で手配頂きました。
そしてハンドル、ステム、シートポストは同じくTRIスポーツさん扱いのハンドメイド超軽量ブランドDARIMOにて。
ハンドルは124gのエリプスバー、ステムは64gのiX2ステム。シートポストはDOGMA F8専用の形状となるT1 AEROを特注オーダー頂き3点セットの実測重量286gは本当におかしい。
そしてブレーキは昨年前倒しで取付交換させて頂いたee cycle worksのee BRAKE G4。
軽量ブレーキの代名詞的存在で現在はケーンクリークのワンブランドとして纏まっていますが、幾度かのバージョンアップを経て片側85gの超軽量ブレーキとは思えない硬さと作りの堅牢さを感じます。
旧モデルからワイヤー固定方法などが変更され、組み付けやメンテナンスもかなりやり易くなっており軽量ブレーキならこれしかない、ブレーキキャリパーでしょう。DMタイプも出ているので採用できるバイクが多いのも良いところですね。
コンポはリムブレーキ最軽量の電動システムとなるRED AXSにて。
クラビクラSEの推奨リングがプラクシスワークスなのでそれにならっているのですが、ここが堅牢なので組み合わせ的に不安だったフロント変速も難なくクリアしている様子。
フラットトップチェーンの独特な滑らかさとシャキッと感ある動作なので、ひと昔前のあやうい軽量バイクとは思えない完成度となりました！
ちなみに最終重量はフルクラムSPEED40C×グラベルキング状態で6.4kg！！足回りをちょちょいっといじれば夢の5kg台へ突入です。
なかなかここまでの車両を手がけさせていただく事は稀ですが、信頼頂きお預けいただけるのはメカニック冥利に尽きる次第です。
ご依頼ありがとうございました！
一般的にはDISCブレーキ全盛となっていますが、世に出回っている「極み」のパーツ類はリムブレーキ用がまだまだ主流。
愛車をもっと愛せる、自分らしいバイクカスタムのお手伝いさせていただきます。ご依頼ご相談ありましたら下記お問合せフォームよりどうぞ。お持ち込みバイクも大歓迎です。
ちなみにFacebookでは以前投稿していますが2023モデルのピナレロの特別仕様車が発表されています。
今まで見たことないくらいお得なパッケージとなっておりますので、将来の愛車となるにふさわしいバイクがこれ以上値上がりになる前にチェック下さいませ。(※SPEED40付属モデル、ラザDISCはすでに終了だそうです)
最後になりますが今年も1年間だらだらと長文blogをお読み頂きありがとうございました。来年からは音声とか動画形式もやってみたいな〜羨ましいな〜と思っております。
それでは来年もどうぞよろしくお願いいたします。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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