ロッキーマウンテン SOUL10、FUSION10 が入荷しました。

今回はCYKICKS初入荷となるMTBブランド「ロッキーマウンテン」の2022年モデルが入荷して来ましたのでご紹介いたします。

予定では当初5月ごろとなっていたものがこのタイミングになりました、やはり完成車の入荷タイミングは混乱しておりますね…

さて、実は名古屋は中心部から日帰り可能な50km圏内に管理された多くのMTBパークがあり、初心者の方でも安心安全にMTB遊びができる絶好のロケーション。

そこで新しい街乗り自転車をお探しの方にも改めて候補に入れて頂きたいのが今回ご紹介するハードテールと呼ばれるフロントサスペンションのみを搭載したマウンテンバイクです。

ハードテールMTBは「日頃は街乗り→週末はパーク遊び」という全く異なる使い方ができる、1台で2度美味しい懐の深い自転車のジャンル。

軽快さはクロスバイクやミニベロに軍配があがりますし本格的なオフロードはフルサスに敵いませんが、「所有する自転車は1台だけ」という大半の方の条件であれば両方をそこそここなせるこの自転車を無視するわけにはいかないはずです。

クルマで言えば流行りのコンパクトSUVのようなイメージで、太いタイヤと高いBBハイトからくる高い視点とワイルドな見た目も魅力的です。

という事で前置きが長くなりましたが続いてはロッキーマウンテン社の紹介を。

ロッキーマウンテン社はカナダに本社を置く生粋のカナダブランド。

会社としては1981年にスタートし、ゲイリーフィッシャーやリッチーといったMTBの始祖ブランドから半歩後、スペシャライズドがスタンプジャンパーを発表したり新家工業がマディフォックスを発売したのと同じ世代に産まれMTB戦国時代を生き抜き、今も最前線で活躍する伝統的なブランドです。(創業40年を越えるのでそろそろそう言っても差し支えないでしょう!)

40周年を記念したショートムービーはこちら!

過去にはそのネームバリュー欲しさに買収やライセンス販売など色々な話が舞い込んだようですが「カナダに本社があり、その地で開発がされている」事こそDNAであるとして今でもその姿勢を貫き、カナダのケベック、ロッキーマウンテン山脈の麓でバイクの開発が行われています。

そして地元のトレイル、ショップを中心としたコミュニティを大切にするという観点から世界中で通信販売を行わず、対面販売を貫いているという姿勢も熱狂的なファミリーを構築している理由のひとつです。

という事で今回入荷したのはMTBをはじめるのにぴったりのハードテールモデル2種。どちらもサイズはSサイズで165cm〜170cm前後の方にちょうど良いサイズ感です。

タイヤサイズ29×2.25“、ストローク100ミリフォークを装備したハイスピードなフュージョン10と、タイヤサイズ27.5×2.4“、ストローク120ミリフォークのコンパクト&FUNなソウル10の2台です。

fusion10 black/grey 124,300円(税込) Sサイズ
soul10 blue/white 126,500円(税込) Sサイズ

コンポーネントは同じですが、目指す走り方で選んで頂けるという珍しいラインナップになっています。

ロッキーマウンテンのラインナップの底を支える「アドベンチャー」カテゴリーのこの2台は共にショートストロークのサスペンションでヘッドアングルが寝ていて(66.5°、66°)フロントセンターとリーチが長い、モダンなロング&スラックジオメトリーを持つ、いわゆる擬似ダウンカントリーバイク(定義付けが難しいですが…)として仕上がっています。

一般的に開発費がかけられない10万円代前半というこの価格帯でここまでトレンド最先端な開発をしているのはMTB界広しといえどもロッキーだけではないでしょうか。エントリー過ぎず過剰装備すぎないギリギリのラインを心得ているように見えます。ほかにあったら教えて欲しい…

コンポーネントはどちらも一部界隈で話題のマイクロシフト製ADVENT 9sでフロントシングル。

クランクはロッキーマウンテンオリジナル
10sよりチェーンが厚い9sは耐久性、省メンテ性という点では優位なポイント

9sですがシマノだとこのグレードにはないプーリーケージクラッチがついておりフロントシングル運用でのチェーン脱落を防止してくれます。さらに他社と違いクラッチの性能低下が起こりにくい高耐久な構造を持ち、変速動作もシマノと遜色ないカッチリ感。これはアリ、ですね。

カタログスペック上はブレーキがClarks M2 2 Pistonとなっていましたが実車はシマノのBL-MT4100、BR-MT400コンビになっていましたのでI-specマウントを利用してシマノコンポへの変更やドロッパーポストのリモートレバーを綺麗に取り付ける事ができそうです。

さらに近年必須装備となっている内蔵式ドロッパー対応のフレーム処理と小物の付属があるのが同じ価格帯の他社メーカーと気合が違うところですね。

もちろんヘッドチューブも1.5“対応なのでフォークのアップグレードの可能性も捨てていません。これこそMTB入門バイクにふさわしい、MTBを知り尽くしたロッキーマウンテンならではの提案です。

この価格帯にしてリムもチューブレスレディ対応と実践的装備です。

納期や価格の問題でスポーツ車の入手が難しい昨今ですが、用途的に「もしかしたらアリかも…」という方がいらっしゃいましたら是非ご検討下さいませ。サイズ違い、色違いも一部お取り寄せ可能ですよ!

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ

名古屋市東区 スポーツバイク販売、修理専門店
CYKICKS
定休日:水曜、木曜
Tel:052-325-8295
yokoyama@cykicks.jp

STRAVA club : https://www.strava.com/clubs/CYKICKS
Facebook: https://m.facebook.com/CYKICKS
X: https://twitter.com/cykicksbicycle
YOUTUBE: https://www.youtube.com/channel/UCBFOVhCRCAlUULnOkaGWIGQ

お問い合わせやご相談はコチラからどうぞ!
Contact&Calendar | CYKICKS|名古屋の自転車屋サイキックス