この度、CYKICKSオープン時に設置していたeBIG-NINE以来となるE-bikeの試乗車「ロードレックスi6180」をご用意しました!
新しい趣味自転車の領域としてスポーツ過ぎない「E-bike」というジャンルは自転車旅やサイクリングといったアクティビティを一気に身近にしてくれる貴重な存在です。
「これから自転車を趣味として乗りたい」「昔乗っていたけど体力が心配」「自転車で苦しむようなスポーツをする事が目的でない」ような方に届けばいいなと思います。
という事でロードレックスの特徴を簡単にご紹介していきます。
目次
ロードレックスi6180の特徴
ロードレックスi6180はシマノ のe-bikeユニットE6180を搭載したミヤタサイクルのグラベルE-bike。
ベースは先日ご紹介したメリダのSILEXで、車種的にグラベルロードのジャンルに入りますが、MTB譲りのロングリーチとハイスタックでオフロードの走破性とツアラーとしての安定感が重視されているモデルです。
旧モデルは外装バッテリーだったものがインフレームバッテリーになりヘッドチューブ長とシートチューブ長の短縮により適応身長の幅が広くなりました。
おおよそ165cm〜の方から乗車いただけますが、実車をまたがって確認頂ければと思います。
ロードレックスi6180のインプレッション
嬉しくなって早速遊んできましたのでインプレッションをご紹介。
まず当たり前ですが、アシストユニットのおかげで余裕ができ、帰りの体力やその先の工程を気にしなくても良くなります。ちょっとだけ寄り道するのが億劫ではなくなりますし、なにより心を自由にしてくれます。
気になった箇所にふらっと立ち寄れるのはミニベロのポタリング的感覚ですし、1日で100km近く移動してもいいのはツアラー的、ちょっと目に入ったグラベルに臆せず突っ込んでいけるのはMTB的感覚でアシストを切って下ハンを握りしめて向かい風に立ち向かうのはロードバイクでのトレーニング的。
ロードレックスで出来る1日のサイクリングの多彩さはちょっと他の車種ではかなわないような不思議な感覚です。
ここまで幅広い遊び方ができる懐の広さという点が普通のペダルバイクとは大きく異なっているように思います。
そもそもE-BIKEって…
そもそもE-bikeって全然疲れないんじゃないの?ゆるっと漕いでると勝手に進むのは面白くなさそう。などといった疑問があるかと思いますが、一部メーカーのE-bikeぽいものの一部はライダーの意図を無視したシャカリキなアシスト制御を行いますのでそういう印象になるかもしれません。
対してロードレックスに搭載されたシマノのSTEPSでは入力されたトルクとケイデンスからライダーの意図を汲み取ったようなアシストしてくれるので自転車を自分で操っている感覚が大切にされています。
この制御のいいところはオフロードの登りなどで繊細なペダリングを要求されるような場面(ここがアシストユニットの最も個性の出るシーン)でしっかり言うことを聞いてくれる点。勝手に暴走せずにクレバーに補助してくれるのは本当に頼もしいし、自分を立ててくれているようで嬉しくもなります。
ロードレックスのようにSTEPSを搭載した車種に関してはシマノから販売されているという点からもわかるように「自転車の一部」として機能するように作られていますので電動キックボードやその他のE-モビリティとは全く違い、ちゃんとサイクリングをさせてくれるのです。
E-BIKEの価格について
ロードレックスの完成車定価である税込40万円というのはミドルクラスのロードやグラベルロードの完成車と同等くらいでしょう。
その価値をどう見るかはもちろん人によるのでしょうが、同じ価格帯のペダルバイクと決定的に違うのはバイクを楽に進ませるためのアップグレード(軽量化など)が基本的に必要なくなることで「サドル」「ハンドル」「ペダル」などバイクとのフィッティングに関わる箇所や、遊びの幅を広げるキャリアやバッグ、追加のバッテリーなどアクセサリーに追加コストを集中できるようになる点。
これは際限のない高級機材への投資からの解放という意味ですので、完成車の40万円という価格はそうおかしな価格ではないように感じますし、この感覚は自転車の新しい価値基準の目安になるのかなと思います。
最後に
最後になぜこのタイミングでの導入なのか?ですが、ロードレックスが昨年このi6180にモデルチェンジしたばかりの時にミヤタサイクルさんに試乗車を持ってきて頂いた事があり、その時の印象がめちゃめちゃ良かったのに加え、ようやくメーカー在庫が復活してきたので試乗頂いてから納車までのスケジュールが見通しやすくなったという理由で今回の導入となりました。
リアル店舗があるショップの役割としてやはり新しいものを体験してもらえる場所というのが大事かなという思いもありますし、新しいサイクリングの入り口としてE-BIKEの可能性にご興味を持たれましたら是非試乗して体験してみてくださいませ!きっと笑顔になってしまいますよ~
その他疑問質問ありましたらお気軽にどうぞ!
本日はここまで、ありがとうございました。
スポーツバイクメカニック 横山ヨーイチ
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