ABUS取り扱い開始しました

CYKICKSでお手伝いさせていただく自転車は皆さまそれぞれに特別なこだわりを持って選んで頂くことが多くとても嬉しく思っています。

しかし万が一その愛車が盗難されるような事が発生してしまうとその心とお財布には大きな被害が。

自分も初めて買った自転車が盗難されてしまい、残ったのは愛車と過ごした思い出だけという辛い過去もあったりするので鍵選びは慎重にしていただきたいと思っています。

ということで自転車生活を行う上で切っても切れないセキュリティ問題の不安を払拭してもらうためドイツの鍵専業メーカー「ABUS」製品の取り扱いを開始致しました。

大小さまざまなグレードがあります

ABUSといえば自転車の鍵だけでなく家やクルーザー、貨物コンテナに至るまであらゆるセキュリティを司り、その幅広さと守っているものの大きさは世界最大規模。

安心して駐輪が可能になるスペシャルなロックを本日はご紹介します。

そもそも国内の自転車盗難数は施錠しているものでも年間70000件以上で1日あたり200台近くが盗まれているという事になります。

警戒するべきボルトクリッパーはカバンに隠せ、音もなく鍵を壊せてしまいます。

この春から通勤や通学で新しくクロスバイクやミニベロに乗り始められた方などは室内保管まで検討される方はそう多くないのが現実だと思いますが、最も狙われているのが集合住宅の共同駐輪場。

出先での駐輪時間や場所は気にするけれど自宅での保管は「駐輪場がマンションの敷地内だし」とか「防犯カメラがあるから」といってそこまで真剣に向き合っていないのではないでしょうか?

それらの設備は軽い気持ちの窃盗には抑止力として働きますが、本気で盗みに来ている人を跳ね返す力にはなりません。

マンション一棟の駐輪場にあるすべてのスポーツ車とアシスト車が盗まれたという事例もあるほど。本気の相手には本気で対策せねばなりません。

ということで自分の自転車を自分で守るため、ABUSのベーシックラインであるチェーンロックを紹介しつつ改めて必要な鍵のチョイス方法について考えてみましょう。

①まずはどこに住んでいるか。

当然ですが街中の集合住宅が最もリスクが高く、田舎の戸建てはリスクが小さくなります。

②次にどれくらいの時間そこに駐輪するかです。夜通しの駐輪であればABUSはlevel10以上のセキュリティを推奨しています。

③最後に自転車の価格。鍵の価格が高くなればそれだけ防犯性能は高くなりますが目安として車体価格の5%以上(10万円の自転車なら5,000円くらい)の鍵をチョイスすると一般的な防犯意識の方よりもセキュリティレベルが高くなる傾向がありますので参考にしてみて下さい。

チェーンの特徴として、2箇所を切断しなければ外れないので価格の割にセキュリティ性能が高く、折りたたんだりしてカバンやポケットにも収まりやすいのが特徴。

まず紹介するのはサイクリングやトレーニングなど基本はどこにも寄らないけどちょっとトイレにといったシーンで活躍する携帯性に優れたlevel2、3の1200、1500シリーズ。

1200、1500シリーズ

続いてニッパーやワイヤーカッターなど小型工具で破壊が難しいlevel4、5の5805シリーズはコンビニや5分程度目を離す際に気になるような衝動的な盗難を防ぎます。

5805シリーズ

自分のファーストABUSとして10年近く現役で活躍しているlevel6の685は重量、セキュリティ、価格ともバランスの取れたミドルモデル。

685シリーズ

300mmクラスのボルトクリッパーでも破壊は難しく、これを壊しにくる相手に対しては保管場所や放置時間に問題があった(つまり鍵のミスマッチ)と思うしかないクラスです。

最後は600mmクラスのボルトクリッパーなど、ホームセンターで入手できるレベルの手動工具で破壊がほぼ不能となるlevel8の8807。

8807シリーズ

これがあれば自宅の駐輪場からの盗難を防ぐめ必要最低限レベルが確保されています。本業の窃盗団であっても破壊にとにかく時間がかかるのでピンポイントで狙われていない限りは安心してよいでしょう。

ABUSではさらに上級のlevel15まで存在しており、最大15tもの力を加えないと壊せないような鍵もご用意可能です。

絶対に壊せない鍵はこの世にありませんが、少なくとも大切な愛車を守るため出来るだけの事をしておきたいものです。

FRAMEさんでは日本のABUSショールームで行ったデモの様子が見られます!

ちなみに防犯level5以上のロックを新車購入時に購入すると最大120,000円の盗難補償を受ける事ができます。(要web登録)

http://www.diatechproducts.com/abus/tonan.html

さらにABUSは国内最大の自転車盗難情報をまとめたサイト「CSI 自転車特捜24時」のスポンサーにもなっていたりしますので万が一盗難されてしまった場合はこういったサービスを利用して他のサイクリストに協力を呼びかけてみましょう。

http://www.cycle-search.info/csi/

本日はここまで、ありがとうございました。

スポーツバイクメカニック横山ヨーイチ